加齢臭と口臭

加齢臭と口臭

加齢臭と口臭が、同じくらいの時期から気になりだしたという人は多いようです。口臭の原因は様々ですが、口の中の食べかすを細菌が食べ、その結果出来た歯垢から臭いが出たり、舌苔(ぜったい)という舌の上にある白っぽい苔状の物が口臭の原因になることもあります。歯肉炎や虫歯も臭いの元になりますが、こういった口臭は老若関係なく経験することがあります。

 

しかし、原因が他の所にある口臭は、加齢臭との関連もあるとされています。例えば入れ歯が口臭の原因になったり、肝臓や腎臓など内臓の疾患が原因の口臭もあります。加齢臭は年齢を重ねるごとに出るようになりますから、入れ歯を使うようになる時期が丁度加齢臭を感じ始める時期と重なることがあります。

 

内臓の病気や歯肉炎も40代から50代のあたりで経験するようになってきますから、これも加齢臭と同時期になりやすいのです。長年吸ってきた煙草の臭いが口中に染みついたり、加齢に伴って唾液が出にくくなり、口が乾燥して臭うこともあります。

 

こうしてみると、口臭も加齢臭の仲間と言えるかもしれません。年齢的なものからくる口臭は防ぐのが難しいですが、対処できる口臭もあります。舌苔を取るためのブラシを使って口臭がおさまったという人もいます。歯磨きも欠かさないようにしましょう。歯間ブラシやデンタルフロスも活用できますし、歯医者さんで虫歯を治療したり歯石を除去するだけでも、口臭を防ぐことが出来ます。

 

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ワキと加齢臭

日本人はワキガの弱い民族と言われますが、最近はそうとも言い切れません。食生活の欧米化が進むにつれ、ワキガに悩む人の割合も増えているのです。ワキガ加齢臭とは異なりますが、周囲に不快な思いをさせる臭いを放つという点では共通しています。

 

一般に、肉をよく食べる欧米式の暮らしは、体臭をきつくさせると言われます。ワキガがひどい方は、まず、こうした食生活から改めていくとよいでしょう。また、加齢臭などの臭いの元となる細菌が付着しやすい腋毛を剃ってしまうことも効果的です。

 

ワキガ対策だけでなく、加齢臭を抑える効果もあります。男らしさの象徴でもある腋毛を剃るのは勇気のいることですが、腋毛が臭いの元となっていることは疑いようのない事実です。時代が求めるエチケットの一環として、思い切って腋毛を剃ってしまう方も増えています。ワキガの原因は腋の下のアポクリン腺から染み出る分泌物です。この物質自体は無臭なのですが、

 

空気中の細菌によって分解されることでイヤな臭いを放ちます。そのため、加齢臭対策と同じように、気になる部分を清潔に保つことが大切です。ワキガ対策に、殺菌効果のある石鹸やスプレーが市販されています。デオドラントで発汗を抑えるのも一つの手でしょう。ワキガがあまりにひどい方は、手術でアポクリン腺を除去するという方法もあります。加齢臭と併せて、ワキガのケアも忘れないようにしましょう。

 

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