加齢臭の予防と対策

加齢臭はなんか青臭い、古臭いにおいと例えられることが多いです。しかし、不快で大嫌いな臭いというわけではありません。嗅覚は３〜４歳ごろまでに完成するので、この時期に祖父母と過ごした人などは、成長してからも加齢臭に対してさほど嫌がらないそうです。対策として３〜４歳までの間に慣れさせておくというのもひとつの手なのかもしれませんね。

加齢臭という言葉は古い言葉ではありません。西暦が２０００年代に入ってからひとつの会社が作った言葉です。それ以前は、オヤジ臭などとよばれていたものでした。加齢臭は、男女関係無く現れるものです。ではなぜオヤジとつくのか。オヤジ臭とよばれていたころには、においだけでなく、日常の行動も含まれていました。「おやじくささ」というものです。そこに臭いが加わって、オヤジ臭と呼ばれていたようです。

なので、加齢臭の予防と対策として、日常の行動にも気をつけることが肝心なのかもしれません。自分のオジンくささをなくすことで、加齢臭を気にかけるきっかけとなるのではないでしょうか。加齢臭は皮膚を覆う皮脂の一種が原因です。この皮脂は胸と背中の中心付近から特に多く出ているそうです。

しかし、この皮脂は肌を乾燥から守る働きもあるので、全てを取り除くのはあまりよいとされていませｎ。頭髪の抜け毛を防ぐ場合でもいわれています。皮脂の全てを取り除こうとせず、加齢臭の原因となる古い皮脂だけを取り除くのが重要です。朝、胸と背中に一分程度のシャワーで古い皮脂を綺麗に洗い流せるので、石鹸などを使って時間をとることもありません。

冬場などで実行すると、寒いですね。なので、ぬれたタオルで軽く胸や背中を拭くだけでも効果はあります。なぜ朝がいいかといいますと、夜寝る前に入浴する人は多いと思いますが人は、夜寝ているときに大量の汗と皮脂を排出しているのでそのままにすると臭いの原因となります。なので、朝にシャワーをさっと浴びて汗と皮脂を洗い流すだけで臭い対策になります。ちょっとした行動が、加齢臭の予防と対策になるのです。

加齢臭の予防と改善には食生活の改善と生活習慣の見直しも必要となります。食べ物の改善については、食物繊維の豊富な食品をたくさん食べて規則正しいお通じを心がけることです。そうすることで、体内での発酵や腐敗を防ぐこととなり、加齢臭だけではなく口臭や便臭を抑えることができます。

添加物の多い加工食品、揚げてから時間のたった揚げ物類など、活性酸素の発生とつながる注意の必要な食品です。こうした食品を食生活から外すことを考えましょう。また、緑黄色野菜を生ジュースにしてたっぷり飲んだりするといいです。

ベータカロチン、ビタミンＣ、ビタミンＥ、ＯＰＣ、ＤＮＡなど、抗酸化物質を積極的に体内にとり入れて活性酸素を消去することが、加齢臭の予防として有効です。その中で、にんじんジュースはすぐに効果が出るかもしれません。にんじんには、ビタミンＥが豊富に含まれています。

ビタミンＥは、抗酸化作用が高いため、体内の細胞が活性酸素によって破壊されることを防いでくれます。そして、細胞の再生に役立つ効果があります。この他にも、ローズエキスは口臭や加齢臭に効果的といわれていますし、マッシュルームに似たキノコの一種のシャンピニオンも、腸内の善玉菌に働きかけて、加齢臭、口臭、便臭を抑制する働きがあるので予防になります。